2009年11月18日

ic_crown01.gif 手術?するの?しないの?

午前中、主治医が父の元を訪れて「肩の大動脈閉塞が気になるので、今日の教授会でカテーテル手術が出来るか聞いてみるつもりです」と言い出す。
退院する気満々だった父は、ちょっとガッカリした感じのメール。
が、母が「心配な場所があるなら、きちんと綺麗にしてもらって安心して暮らせるようになって欲しい。その為の我慢は、少しぐらいして欲しい」とメールで返事。
父から「じゃ、いつ退院できるんだ?」みたいな拗ね拗ねメールが返ってきて苦笑い。

しかし午後になり、カテーテル手術は不要と言われた…と主治医からの連絡。

何度か書いたけれど、父の肩の部分の動脈はほとんど完全に「閉塞」してしまっている。
が、人の身体とは不思議なもので、その道が駄目なら抜け道を探して必要な物を供給しようとするらしい。
なので父の体内の血管を見ると、首から肩の部分で一度千切れたかのように途切れているにも関わらず、二の腕の中ほどから血流が生まれ、指先へと流れている。
その肘の辺りで今度は大動脈が二本の動脈に分かれるのだけど、父の場合はその「小指の側の動脈」も詰まっている。
その結果、数年前から「お父さんなー。左手の小指が冷たいんや。野球してたからかなぁ?」と言い出すようになっていたらしい。
そして今回は肩の大動脈が完全に詰まった。
今まで何とか頑張って抜け道を通って血流を取り戻していた血管たちも、さすがに完全に詰まってしまうと補充が難しくなった。
それで左腕が痺れ始め、腕の色が変わってきたという「壊死寸前の状態」になっていたのだそうだ。

大動脈外科の専門科がある病院に転院し、Wikiで調べると怖くなるような言葉の並ぶ劇薬を使い、救急体制で管理しながらの血栓溶解で済んだのは幸いだった…という事らしい。

何故なら…父の肩の大動脈閉塞は、ちょうど鎖骨の下辺りにある。
手術をしようと思ったら、鎖骨を外さなければならなくなるらしい。
徐々に閉塞していくに当たっての期間がかなり長かったらしく、父の血管は肩の辺りでなんと言うか…写真を見れば分かるのだけど、大きく膨らんだ後にぷつんと途切れたようになっている。
よく破裂しなかったものだ…というような状態なのだ。
ヘタにカテーテルで刺激して、破裂してしまっては元も子もない。
しかし「何かあった時の為に」鎖骨を外してまでバイパス手術をしなければならないほど、緊急性は認められない。
父の左手は温かさを取り戻しているから。

そんな訳で手術は無し。
このまま順調に行けば、土曜日には退院という話になった。


…当の本人は「退院したら散髪に行かなあかんなー。もう1ヶ月経つからなー」とのん気なものだった。
「そんな毎月毎月行かなくてもいいのよ!若い頃みたいにふさふさじゃないんだから!」と母に言われつつ、「でも寝てたらもさもさになるんやし、やっぱり綺麗にしとかななぁ…」と、父。
帰りに「なんかもーそばに寄られるのも嫌なぐらい汚らしいお父さんになるよりは、めっちゃお洒落に気を配ってるぐらいの方がええんちゃう?綺麗にしようとする気持ちがあるのはええことよ?」と母を慰める羽目になった。

ただ「12月になったら忙しくなるから、散髪行ってる暇無くなるやろうしなー」という言葉は、二人がかりで全力で却下しておいた。

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2009年11月18日 18:26 | Category : 日々徒然・・・

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