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2009年08月28日
飲酒運転というもの
10数年前、高校時代に親しかった同級生の父親が会合出席の時に「乾杯のビール」を飲み、高速を飛ばして家に帰る途中で事故を起こして亡くなった。
とある会社の社長をしていた彼に声をかけられ、同じクラスの友人数名と時々アルバイトをさせてもらったりしていたので、何度か顔を合わせた事があった。
元々アルバイト禁止の学校だったので、外部に行く事が出来ない私たちにはとても楽しい経験の場だった。
ほんの一杯のビールが、彼の命を奪った…と、今でも思われている。
実際にはスピードの出しすぎとか、他にも色々と原因はあったのだろうけど…。
でも元々アルコールに弱かった彼が、その一杯のビールで判断力を低下させてしまったのは間違いないだろうとも思う。
車は炎上し、焼け跡から発見された遺体は損傷が激しく、事故の一報を聞いて倒れ、病院に運ばれた母親の代わりに遺体の確認に行った友人は、父親の焼け残った足の爪と黒焦げになった書類カバンのバックルで父親と判断したそうだ。
その遺体確認に行った彼女も、しばらく高校時代の同級生に電話をかけまくっては意味不明なことを呟いて切るという行動をし続け、いつの間にか誰とも連絡を取らなくなっていた。
今、彼女がどこでどうしているのかは誰も知らない。
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私は車に関しては基本的にかなりの怖がりなので、飲酒運転なんて以ての外な人間だ。
何せいまだに自動車学校で習った通りのスタイルでしか、車を運転出来ないタイプだから。
ハンドルは10時10分の位置で持たないと、落ち着かないんだよっ!!
「決して運転が下手では無いのに、助手席にいると何故か不安になるのはそのスタイルのせいだ」とオットにはよく言われる。
そんな私なのでお酒なんて飲んだら怖くてハンドルが握れない。
が、人生において一度だけ飲酒運転をした事がある。
そしてこれは、その後私が離婚を経験する一つの切欠にもなった。
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元夫の母親は、とある場所でスナックを経営していた。(恐らく現在も…)
私は彼と結婚をしても店を手伝うつもりは毛頭無かったので、結婚の条件の中に「スナックは決して手伝わない」という項目を入れていた。
「手伝ってくれたら他の子の倍の時給出すで~」と冗談めかして言われたことはあったけど、派遣社員として某企業で働いていた。
それでもほんの少し顔を出した際に「おしぼりを畳んでおいて~」とか、「掃除機かけといて~」なんて手伝いはしていた。
そんなある日。
元義母に呼び出されて行ったお店の片隅で、私はおしぼりを巻いては保温器に入れる作業をしていた。
日曜日の昼下がりに遅めのランチを義家族と共に取り、義弟と義父は仕事へ向かった。
元夫は、店の倉庫の荷物整理などを手伝っていた。
そこにお客様が来た。
「いらっしゃいませ~!」と義母。
黙っている訳にもいかないので、「いらっしゃいませ」とお愛想笑いの私。
「お?新しい子入ったの?」と常連らしきお客様。
「いやいや、うちの長男のお嫁ちゃんなのよ~。店の子じゃなくて、少し手伝ってもらってたの」と義母。
「そっかぁ、嫁ちゃん手伝ってくれるんはええなぁ。お近付きの印に一杯いこか?」
と、ビールとグラスを2個頼まれた。
「あ、すいません。私車運転して来てるんで、飲酒運転になるから飲めないんです」
咄嗟に出た言葉に相手が
「あぁ、そりゃ危ないなぁ。またにしよか…」とビールを引っ込めかけたその時…
「あら、○○さんだってしょっちゅう車で来てるんやで。
一杯ぐらい飲んだところで、酔っ払ったりせぇへんやん。
せっかくのお心遣いやねんし、大丈夫やからいただいとき!」
私は一度義実家に誘われたお正月の食事会で、義母に「このぐらい大丈夫やろ」と飲まされたお屠蘇の日本酒を飲んで、気絶したことがある。
本当に、直立したまま後ろにひっくり返ってしまい、後日元夫に「俺が後ろにおらんかったら、頭打って死んでたんちゃうか?」と言われたほどの見事な倒れっぷりだったらしい。
だから、私が物凄く半端無くお酒に弱いって事は義母も知っていた。
その時以降、義母が食事の際に私にアルコールを勧めたことは一度も無かったほど。
それなのに「この子飲まれへんねん、ごめんな~」とグラスを受け取ってくれるならまだしも、そこで私に飲ませるか?
あまりの事にビックリしてしまい、私は無言になった。
お客様は「ほんまに?大丈夫なん?お酒強い?いける?」と聞いてくる。
元義母は「一杯ぐらい大丈夫やって!酔うたりせぇへんって。大丈夫大丈夫!」と軽やかに言う。
…だけじゃなくて、グラスを私に渡して目配せしてくる…。
「せっかくのお客様のお心遣いやねんから、無碍に断るような事はしたらあかん!」と言わんばかりだ。
あぁ、そっか。
どんなに普段仲良くしてても、義母にとっては お客様>>>>超えられない壁>>>>嫁 なんだなぁと思い知った。
ムカついたので、グラスを受け取って一杯だけビールをいただいた。
途端に少し落とした照明の下ですら分かるほど、真っ赤になる私。
「ありゃ、真っ赤やで。ほんまに大丈夫なん?」と心配するお客様。
「大丈夫大丈夫!」と答える元義母。
そうこうしてる間に元夫が戻ってきたので、そのままお店を後にした。
真っ赤な顔が少しおさまるまで待って、酔いは醒めてなかったけど車を運転して帰った。
途中頭がふわふわだったので、何度か道を間違えたりしながら何とか家に帰った。
そしてそんな状況でも車の運転を変わってくれない元夫にも腹が立っていた。
家に帰ってから状況を説明しても「そっかぁ、悪かったなぁ…」と言うだけで、元義母に何も言ってくれない元夫が情けなかった。
元夫は義母には決して頭が上がらない人だった。
だから注意して欲しいとか、私を義母から守って欲しいとか…そんな期待はしてなかったけど、心底がっかりした。
なぁんて事があったのも思い出した。
飲酒運転は怖い。
頭がふわふわになってるので、道に迷っても「なんでそこを走ってるのか」が自分でも分からない。
走ってるという自覚はあるのに、そこから抜ける道を思い出せない。
でも知らない道なんじゃなくて、知ってるけど普段はそうそう通らない道なのだ。
お酒に弱いとは言え、たった一杯でこんな状態になるんだから。
深酒して車を運転した人が、どういう状態であったかなんて想像に難くない。
飲酒運転は怖い…と思う。
それは運転技術があるとか無いとか言う問題では無く。
飲酒運転の厳罰化に伴い、飲んでいたことを隠すために救急車も呼ばずに逃げる人が増えたのなら、今度は「逃げ得」を許さないだけの、何らかの措置も必要だと思う。
「乾杯の一杯だけ」で命を落とした人もいる。
断っていても「一杯ぐらい大丈夫やろ」と無理矢理勧められる人もいる。
本人も、周囲の人間も含めて「飲酒運転は危険だ」と、改めて認識したほうがいいと…思うんだよね。
いまさら言うまでも無いのかも知れないけど、ちょっと思うことがあったので書いてみた。
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2009年08月28日 14:17
| Category : 日々徒然・・・
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