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2007年02月15日
【旅行記2日目】お夕食編
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二日目の夜は、どちらかと言えば「正統派和風旅館」での宿泊。
泊まったホテルはこちら→湖山亭 うぶや
入り口を入って4.5畳、奥の部屋は10畳らしい。広くて素晴らしかった。
夕食は何度か日記にも書いたけど【お食事控え目プラン】で。
品数を減らして、内容をグレードアップしたらしい。
が、どの辺がどうグレードアップされているのかは、前日のオーベルジュ同様初めて行ったので分からない…。
ところが…!!ここですっごく驚く事が!!
~*~* しかしここから少々前置き ~*~*
私はどこに宿泊に行く時にも、必ず事前に宿泊に関する連絡事項をFAX又はメールしておくのだけれど、今回の旅行に関しては母の還暦祝いも兼ねてのご招待だったので、その旨を宿に伝えておいた。
これは数年前にイタリアに行った際に知り合った、通訳さんが教えてくれた事。その時の私はイタリアで入籍、挙式(初婚時)を行ったのでブーケを持っていたのだけれど、彼女は私に「そのブーケは枯れてどうしようもなくなるまで、持ち歩いた方がいいわよ。必ず良い事があるから。」と言った。
生花のブーケだったし、そのままホテルの部屋に置いておこうかとも思ったのだけど、彼女の言葉に私は「ちょっと荷物が大きくなるけど…」と思いながらも、フィレンツェ~ベネツィア~ミラノまでを移動した。(さすがにその後のモナコやパリまでは、ブーケがもたなかった…)
と…行く先々ですごくサービスが良いのだ。
どこに行っても「結婚おめでとう」と言われ、レストランに行ってもとても素敵な夜景の見える席やテラス席に案内される。生演奏のあるお店に行くと目の前に来て、ブライダルソングを奏でてくれるし、ホテルの部屋にワインやシャンパン、花束が届く事もあった。そう、彼女の言った「必ず良い事」というのは、この事だったのだ。
で、まぁ、そういうのを経験して以来、どこかに行く際には小まめに連絡を入れる事にしている。
以前オットとペンションを予約して、結婚記念日の旅行をした時には、オットの食べられない食材や、結婚記念日である旨をFAXしておいた。すると部屋には、「結婚記念日おめでとうございます」の小さなメッセージと花が添えられていた。
~*~* 前置き終了 ~*~*
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私は今回の旅行も、「母の還暦祝いに、大阪から富士山を見せる為に招待しました。」というFAXをしておいた。すると女将さんから、手書きのお祝いのお手紙と甲州の赤ワイン、そして「母は絶対に着ないだろう」と思っていた、赤いちゃんちゃんこと帽子が差し入れられたのだった…。(や、赤いちゃんちゃんこと帽子は、すぐに返したけど…)
ワインの注文をしようかと思っていた私達は大喜び。
母は最初で最後であろう赤いちゃんちゃんこと帽子を着て、記念撮影(しかし後で見たら写真がボケていた…)
一通り楽しんでからの、夕食となった。
| 食前酒 | 甲州ワイン 山梨のヌーボー |
| 前菜 | 蛤数の子辛子明太子合え |
| 烏賊わらび | |
| 天豆シロップ煮 | |
| 菱餅胡麻豆腐 | |
| 菜の花唐子浸し | |
| 筍木の芽和え | |
| 白魚寿司 | |
| 吸物 | 鯛すり流し |
| 海老真丈 湿地(しめじ) 三ツ葉 | |
| 造里 | 薄造り |
| 名物 | ふかひれ茶碗蒸し |
| 蟹餡掛け 姫チンゲン | |
| 焜炉 | 特選料理 |
| 酢物 | 青柳 帆立 分葱 |
| 唐子酢味噌 | |
| 止椀 | 赤出し |
| 食事 | うぶやの煮貝五目寿司 |
| 水菓子 | 盛り合わせ |
前菜は懐石らしく、とってもとっても小さなものがたくさん並んでいて、何から食べれば良いのか分からないほど。特に美味しかったのは、大粒の蛤と菱餅の胡麻豆腐。「季節を先取りしていくので、今月はお雛祭りにちなんだお料理になります。」と、お部屋のお世話係の男の子が言っていた。胡麻の風味がとっても濃厚で、小さいのにとても存在感のある胡麻豆腐だった。
鯛のすり流しのお吸物は、鉄瓶に入って焜炉で温められていた。中に入っていた海老真丈がとてもふわふわで、ほろほろほろ…と、口の中で溶けていくみたい。お魚の臭みは感じられず、でもしっかり海鮮のダシを感じる味で、いただく時にはお猪口にすだちを絞って、そこに注いでからいただくという形だった。
「しめじ」を「湿地」と書くとは、この時メニューを見るまで知らなかった…。
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お造りは「鯛の薄造り」。真ん中にあるのは塩昆布と分葱、もみじおろし。薄造りにこれらの薬味を巻き込んで、ポン酢でいただく。私は特に塩昆布が気に入った。普段は塩昆布なんて絶対に食べないのに…。
この後母としばらくは「塩昆布の意外な使い方」談義に花が咲いた…。
その後女将さん登場。
還暦のお祝いの言葉と、前日の雨で富士山が雪化粧しなおした事で「運が良かった」と話し、ひとしきり宿の話をして退席。しかしこの女将さんが…面白い!
ドラマに出てくる「しなしなした女性」を、そのまんま実在の人物に当てはめたかのような仕草。
母がその後帰るまで、女将さんの物まねをしていたのは言うまでもない。
というか、多分家に帰って父にも物まねをして報告している事だろう…。
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ふかひれ茶碗蒸しと焜炉特選料理は同時に登場。
茶碗蒸しはこの宿の名物料理らしい。小さいけれどたくさんのフカヒレが入っていた。
焜炉料理は「鮑の酒盗と、烏賊、海老」で、小さな丸い鉄板の上で焼いて食べる。
お刺身でも良いぐらいの鮮度の物なので、少し火が入ったかな?程度で大丈夫と言われた。
この鮑の酒盗ももちろん美味しかったのだけど…海老がぷりっぷりでかなり美味しかった♪
焜炉の小さな火が消えてしまうまでに食べなければ~!と、母と黙々と食べていたらあっという間に無くなってしまって、その次のお料理が出るまで結構待った…。
ま、しゃべってるので退屈はしないのだけどね…。
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酢の物の青柳は、初めてまともに食べたけど、私にはちょっと苦手な風味?
ふにゃっとした貝って感じで…うーん、なんだかよく分からなかった…。
帆立と分葱は美味しかった♪酢味噌の甘みも丁度良い感じで、酸っぱくも無く。
(写真がボケちゃってるのが、悔やまれて仕方が無い…(´・ω・`)ショボーン)
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止椀の赤出汁は小さな丸い麩が浮いているだけの、シンプルなもの。
一緒に出た煮貝の五目寿司に入っている「貝」は、鮑の干し貝なのだとか。
なんでも武田信玄が戦の遠征から戻る際、海の無い山梨に鮑を持ち込むにはどうすれば良いかと考えた末、干して持ち帰り、煮て戻せば良いのでは無いかと思いついてからが始まりだ…との事。
「今では【ほうとう】と並んでの名物になっているんですよ。」と、説明を受けた。
(が、何度も山梨方面には行ってるけど、初めて見た料理だった…ほうとうなら食べたけど…??)
コリコリした鮑の食感と、筍や干ししいたけなどの具がとても美味しかった。
お寿司の上に乗っているのは、煮昆布。普段この手の物を食べないのに、旅先だから美味しく感じるのか…?それとも腕が素晴らしいのか??塩昆布やら煮昆布やら…前日には紫蘇やら…今回の旅行は色々と食べた。
鮑の味も、一度干して戻しているのでしっかり貝の甘みが出ていて、堪能できた♪
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最後の水菓子…なぜかこれだけは写真に撮り忘れてしまったぁぁぁ…。
という事で、悲しい事に一番端の器が空っぽ…(´・ω・`)ショボーン
右から、「みかんゼリー」「焼きプリン」「よもぎ蕨持ちの粒餡かけ」。
お部屋係りの男の子に「どれから食べればいいか、迷いますね!」と言ったら、「右から順番に味が濃くなっていくので、私のお勧めは右からです。でも食後に口がサッパリするほうがお好きなら、最後にみかんゼリーを食べるのも良いかも知れません。」と言われ、甘い物が大好きな私は後味が楽しめる、お勧めコースで食べた…ので、みかんゼリーだけが無い…。
慌てて母の器を見たら、母も同じくお勧めコースで食べていたので、みかんゼリーが無かった…。
と言う訳で、最後の最後に締めが甘い、いつも通りの私なのであった…。
全体的にお料理の量は丁度良い感じ。
いただいたハーフボトルのワインを、半分以上残してしまうという下戸母娘でちょうど良いので、結構お酒に強い人だと多く感じるのかも知れない。普段から多く食べる人や男性は物足りないかも…?
静岡に来てから伊豆方面で食事をすると、味が濃くて最後まで食べられない物も多いのだけど(病院食でさえ、最後まで食べられないほど味が濃かった)、この二泊の間に食べた物は濃いと感じるものが無かった。(お昼に食べたおそばでさえ…)
この違いは何なのだろう??伊豆が特別味が濃いのか…?
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満腹で大満足した私達。しばらくしたらお部屋にお布団係りの人が来て、物凄く手際よく部屋を片付け、布団を敷いて立ち去った後は、二人で雑談三昧。
実家の父の事、祖母の事、昨年末の沖縄旅行の事、以前箱根に来た際の事…。
その中で、母の従兄の方のうちの一人が、「死ぬまでに一度でいいから、雄大な富士山を見てみたい…。」と言っていたので、従兄弟全員で「従兄弟会」を箱根で開いた事があった…と聞いた。
ところがその日、静岡も山梨も雨。
富士山はずっと雲の中で一泊二日の間一度も姿を見せず、その方はしょんぼりしながら大阪に帰られた。そしてその後、病に倒れ、亡くなってしまった…との事。
「本当に一生に一度のことだったのに。引越しや移動、旅行と縁遠く生きた、真面目な自営の店主だったから、もう一度店を休んで…とは思えなかったんだろうとは思うけど、もう一度…もう一度チャンスをあげたかった。こんな富士山を見せてあげたかった…。」と、母は言った。
夜が更けて、大浴場が23時までと聞いていたので22時前に「もう一回お風呂に入る?」と母に聞くと、「ううん、ぼーっと幸せに浸ってる!」と言うので、そのまま母を置いて私は二度目のお風呂に。
こうして、母娘の二泊目の夜は更けて行くのであった…。
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2007年02月15日 23:55
| Category : お出かけ日記
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コメント
***ヾ(≧∇≦)ノ"***きゃあぁあっ♪ すごいっ!!すごいっ!!
とぉ~~っても素敵な旅行になったね♪
お母さまの還暦のお祝いのための旅行・・。
ブーケのお話もよかったよ。わたしも何かの記念旅行の時は、参考にさせてもらうね。
素敵な情報をありがとう♪(#^ー゚)v
お母さまには一生の思い出になったと思うよ。
素敵な親孝行になったね~~~~o(*^▽^*)o~♪
投稿者 みゆ☆彡 : 2007年02月19日 21:25
私も誕生日とか記念日は予約する時に話しておきますね。
カードとかシャンパンとか出ることもあるし。
言っておいた方がお得だよね(^^♪
私も親が還暦になった時にたいした事が出来てないから
妹と機会があったら何かしたいねと考え中です。
素敵なお料理良かったですね。
人生は一期一会ですよね。
お互いに自分に後悔しないように生きて行きたいですよね(*^_^*)
投稿者 まきりんご : 2007年02月19日 22:18
>みゆちゃん
前日のお料理と打って変わってこの日は和食。
やっぱり旅行は連泊の時には、同じ系統に泊まらない方が楽しみは多いね('-'*)エヘ
ブーケの話は旅行のコツって訳じゃないけど、誰かと一緒に旅行に行くのに、宿帳に名前を書く人以外の人の名前を知ってくれてるとか、最初から関係を知ってくれてるって何となく嬉しいじゃない?今回はオーベルジュでも、オーナーがいきなり「せっかく大阪からお母様がいらしたのに、生憎の天候で残念でしたね。」って話しかけてくれたので、母はとっても驚いて喜んでくれてました~♪
投稿者 すぴか☆彡 : 2007年02月19日 22:21
>まきりんごちゃん
うんうん。そう言えば私の祖母が現役で女将をやっていた頃も、確かにそういう申し出のあったお客様には色々とサービスをしていた(他のお客様に分からないように…)のを、ふと思い出したわ♪
父の還暦の時は、私は離婚騒動で失踪していたので、何もしてあげられなかったどころか心配ばかりかけてしまっていたので、古希のお祝いはきちんとしてあげたい…と思ってるところなの。でも…義父とうちの父は同じ年なのよね…二人分…うーむ…(-"-;)
投稿者 すぴか☆彡 : 2007年02月19日 22:29