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2006年01月30日
一週間ぶりの通院日。
一週間ぶりの通院。子宮外妊娠発覚19日目。
朝8時15分のバスに乗り、35分頃に病院到着。受付機を通ってから中央処置室に行って、検尿を受ける旨連絡してからトイレに入って提出。診察は検査の結果が出る、3時間後…。
いつもと同じ手順。
一週間前に、産婦人科の前に座っていて辛い思いをしたので、今日はトイレの前や通路の脇、処置室の前などに移動しながら座って居眠りをしたりして過ごした。退屈で辛くて寂しくて孤独な時間。産婦人科より奥で待とうと思うと小児科の前になる。手前にいると内科で、風邪ひきさんがいっぱい。会計前だとかなりの混雑なので、会計待ちしている人に申し訳無くなってしまって、居場所が無いのだ…。時々コンビニに行ってみたりもするけど、欲しい物が無いのだから行っても手持ち無沙汰。
それでも何とか3時間をやり過ごして診察へ。受付前に戻って看護士さんに声をかけたら、すぐ診察室から呼ばれた。
ホルモン値などの話を少ししてすぐ「内診室に行ってくれる?」と言われ、中待合へ。すぐ名前と入る部屋番号を伝えられる。下着を取って椅子に座り、内診を受けていたらDr.が「ん~…子宮内の状態からじゃ、まだこれからもしばらく出血は続くなぁ…。」と、カーテン越しに話す。2週間以上出血が続いている…というか、もう20日になるのでそろそろ身体もしんどくなってきた。いつ終わるのか分からない、自分の身体と心の戦い。
内診が終わって着替えていたら、隣の内診室の声が聞こえてきた。
「カーテン開けてモニターを見てごらん。まだ小さいから心臓も出来て無いし、分かり辛いとは思うんだけど…。
ほら、これが子宮。そしてこれが…ね、赤ちゃんだよ。
おめでとう。」
泣きそうになった。
とにかく急いで着替えて、コートも何もかも手に持ったままで、外に出た。一刻も早くその場を離れたかった。でも内診室を出ようとした瞬間、看護士さんに「中待合で待ってね。」と声を掛けられる。小さな声で「はい…」と答えるのがやっとだった。
「泣くな、泣くな。こんなところで泣くな。我慢しろ、私!」
涙を堪えながら中待合で座って待っていたら、隣の内診室から若い女性が出てきた。「羨ましい」と思ってしまう自分が嫌だ。「私も『おめでとう』って言われたかった…。」という悲しい気持ちを押さえ込む。すぐDr.から診察室に呼ばれる。
・ホルモン値が、前回と全く同じで下がっていない。
・胎嚢は、前回よりも少しまたぼやけてきた。
・子宮内にはまだ血液が残っているので、出血はしばらく続くだろう。
「しばらくって、どのくらいでしょう?」
と聞いたら、Dr.は頭を掻きながら「人それぞれだしなぁ…内膜の厚みも、子宮の大きさもみんな違うから…。」と言葉を濁す。
「ホルモン値が下がらないって…このまま胎嚢が消えないで残ってしまったら、手術する事になったりするんでしょうか?」
「いや、今までの経験上、ここまで進めば後は待つだけだと思うんだ。これまでにここまで薄くなって、それからストップしてしまった事は無いから。大丈夫だと思うよ。」
「次に進めるのは、いつ頃なんでしょうね…。」
「うーん…いつ頃だろうね…。」
何も見えない。何も分からない。そして前回と何も変わらない。
出血は続くし、胎嚢はまだお腹の中に残っている。
昨日の急な腹痛と出血に関しては、昨日出かけて車に揺られていたことで身体が刺激され、残っている子宮内の物を排出する為に子宮が大きく動き、その事で内容物が出たのだろう…との事だった。まぁ、そんな事だろうと思っていたので、心配はしてなかったけれど。次の診察は、二週間後の月曜日。どんどん間が伸びていく。
診察室を出て、会計待ち。さっきの女性が同じく会計待ちに来た。
同じタイミングでお金を支払い、同じタイミングで病院のドアを出た。
すると彼女は、スタスタと自転車置き場に向かい、自転車を引っ張り出し、颯爽と走り去った。
不妊治療を始めてから、買ったばかりだった自転車は埃を被り、今や錆まで出てしまっている私とは偉い違いだ…。
考えてたらまた泣けてきた。
オットから「結果が分かったら連絡してね」とメールが来ていたので、昼休みだし出るだろうと思って電話をしたら、留守電にもならず「ただ今電話に出る事が出来ません。」だった。
「なんで昼休みなのに出れないの?」
泣きながら電話を切ったら、折り返し電話がかかってきた。
たくさんの人がバスを待つバス停のすぐそばで、私もバスを待ちながら…泣きながら電話で話した。
「落ち着いて。涙拭いて。悲しくてもどうしようも無いことなんだから。
バスに乗って帰るんでしょう?ちゃんと涙拭いて乗るんだよ。」
電話を切った。
「産婦人科」とは言え、他にも婦人科関係で来ている人だってたくさんいるだろうに、なんで私が来た時はいつも、隣が産婦さんだったり、性別を聞きに来てる人だったり、妊娠の確認に来てる人だったりするの?
ホルモン値が下がっていなかろうと、胎嚢が消えていくスピードが緩やかになろうと…どんなに頑張ってくれても、私はこの子を産んであげる事は出来ない。
バス停から帰る道、
「ごめんね。産んであげられなくてごめんね。消えゆく事を望んでしまってごめんね。この次ここに来てくれた時には、必ず産んであげられるようにするからね…。」
泣きながら家まで帰った。
もう泣かないでいこうと思ったのに。
周りに心配かけちゃいけないと思ったのに。
いつまでも、暗い顔してちゃいけないと思ってるのに。
だって、人って始めは同情してくれていても、そのうち鬱陶しい存在になってしまうから。
もし今この瞬間に「まだ泣いてんの?」って言われたら、私はその人を憎んでしまうかも知れない。
だから、泣きたくない。
強くなれない。
泣いてばっかりだ。
そんな自分が情けない。
…強くなりたい。
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2006年01月30日 15:49
| Category : 子宮外妊娠
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コメント
少しは元気になったかな?・・・って思ってたけど^^;
大丈夫?気持ちは落ち着いてきた?
治療再開に焦る気持ちも十分理解出来るけど、今はまず体が戻るのを待つしかないよ。
ただ待つのは辛いだろうけど 無理をしたらその分余計に負担が掛かるから そっちの方が心配だよ~。
それに・・・確かに産んであげられなかったことは とても辛い。分かるよ。
でも今は それを悲しむよりも ママの卵管を残す為に頑張ってるタマゴちゃんに感謝しようよ。ママの為に頑張ってるんだよ。
病院での会話も気にしちゃ駄目だよ。他人と比較したって 比較のしようが無いんだもん。
まして病院だもの、自分より良い人も居れば悪い人も居る・・・。
他人の話は自分に置き換えないで スルーするのがイチバンだよ^^
次は元気に産んであげられるように ママも頑張って強くなろう^^
そんなにママが泣きじゃくってたら タマゴちゃんも心配して離れられなくなっちゃうじゃん。
辛い時にこんなキツイ事・・・ごめんね。意地悪な人だと思うでしょ。
でもね、ここがきっと頑張りどころだよ。
じゃないと ずっとこの状態のままになっちゃいそうで心配なんだもん。
愚痴っても凹んでもいいから こんな悲し過ぎる辛い涙は流さないで・・・。
「がんばれ!」ってしか私は言えないけど、すぴか☆さんの心も体も元気になるのを祈っています^^がんばれ!がんばれ!!
投稿者 桜都 : 2006年01月30日 18:07
通院お疲れ様でした。いつも待ち時間が長くて大変ですね。。今日は1人だったから余計に居場所が無かったのですね。。
出血もなかなか止まらないし、ホルモン値も下がらないしで凹んでる時に、お隣さんの診察は辛かったですね(ノ_-)
まだ暫らく出血が続くとのこと、終わりの見当がつかない辛い日々、私には見守る事しかできません。でも、いつも応援しています。コメントは残さなくてもいつもいつもすぴか☆さん調子はどうかな?って気になって来ています。
けっして同情しているからではありません。流産の種類は違っても同じ痛みを経験したものとして、どうにかこの悲しみ苦しみを乗り越えて欲しいと切に願っているからです。
泣きたい時には我慢せずに泣いていいんですよ。無理して明るく振舞わなくてもいいんですよ。だれも鬱陶しいだなんて思ったりしません。すぴか☆さんは十分強いじゃないですか。全然情けなくないですよ。
私は10年経った今も悲しみが癒えないでいます。この悲しみは一生背負っていくものだと思っています。それでいいんだと思います。
投稿者 きっと : 2006年01月30日 20:16
つらかったですね、、、。
3時間の待ち時間は、おうちに帰った方がいいのでは?
投稿者 なお : 2006年01月31日 07:05
ほんと、泣きたい時はどんどん泣いていいと思います。私もしょっちゅうメソメソしてます。
夢中になって読める本を読むのもいいかも、、、。
「レベッカのお買い物日記」(ヴィレッジブックス)って知ってる?
文庫本で、シリーズ3冊あるのですが、すっごく面白いですよ~(^^)
投稿者 なお : 2006年01月31日 07:41
書名「レベッカのお買いもの日記」でした。
一人で3つもコメントごめんなさい。
投稿者 なお : 2006年01月31日 07:42
病院の待ち時間も大変でしたね。それに妊婦さんの居る病院ではもっと気持ちが不安定になってしまう・・・分かります。
私も流産した頃は妊婦さん・赤ちゃんは絶対ダメでした。同じ空間にいることも出来なかったです。以前は妊婦さんや赤ちゃんに会うことが好きだったのにね。でも今は大丈夫になって来ました。やっぱり時間がかかると思いますよ。今無理して強くならなくてもいいんじゃあないかな・・・周りの人は心配かもしれないけど、これは個人の感情だからすべて理解するのは出来ないと思います。
流産・死産の方が集まるHPなど見られたことありますか?私は随分そこで救われたと思います。これはホント経験した人でないと分からない悲しみです。心底そう思いました。
今はすぴかさんの心も体も心配です。焦らず毎日過ごして下さいね。力になれることがあったら何時でも言って下さい。これからも一緒に頑張りましょう。
投稿者 藍 : 2006年01月31日 10:32
強くなりたい・・・そうだね。
私もそう思う。
なかなか、なれないけど・・・でも少しでもそうありたいって思う。
すぴか☆さんはずいぶん強くなったと思うよ。
なんだかねぇ・・・私、すぴか☆さんの成長が嬉しくもあり、眩しくもあり。
(すぴか☆さんにとっては辛いことなのに、こんな表現ごめんね)
たとえ短い間でもママの自覚っていうのが芽生えたからなのかなぁ・・・
着床したこともない私には分からないなぁ・・・なんてちょっぴり寂しくなったりしてね(笑)
だからね・・・正直言って、流産の本当の悲しみって私には分からないと思うんだ、残念だけど。ごめんね。
でもね、私、すぴか☆さんには本当に元気になってほしいんだ。
体も心も。
自分が情けないなんて、思わないでね。
そんなことないよ!悲しい時は涙が出ちゃうんだもん・・・
私、泣いていいんだと思う。
治療に戻りたいって気持ちもあるよね。
なんか焦っちゃう気持ちもあるかな。
でも今は、体と一緒に心もお休みする時なんだと思います。
だからね・・・すぴか☆さんも治療してる時みたいに、真剣にこのお休み期間を過ごさなくちゃ、だよ!
別に病院に行って治療をすることだけが大切なんじゃないと思うよ・・・
自分なりに目標立てて、気持ちを立て直しすること・・・まずはそこからがんばって!
サボッちゃいかんよ!!(笑)
今日よりは明日、明日よりは明後日、少しずつね。
すぴか☆さんには↑のみんなのように、同じ思いを経験した人もついてるし・・・私もまたすぴか☆さんと一緒にがんばりたいって思ってる。
忘れないでね、一人じゃないよ。
投稿者 ティグレ : 2006年01月31日 13:58
桜都さん
昨日は病院から帰って来てずっと、どんより暗い気持ちだったけど、今日は朝から母と電話で話したりして、やっと落ち着いてきました。
治療…早く再開したい。待つだけなのは本当に辛い。私には何も出来ない。
オットに昨日言われました。
「君が辛い思いをした分、もしかしたら君がおめでたい時に、隣で泣く人がいるかも知れない。病院ってそういう場所でしょう?だから、一々動揺しちゃ駄目だよ。」
母にも…。
「病院なんて良い人、悪い人が行き交う場所。『はい、今日で治療はお終いですね』って言われている人の隣の診察室で、余命を宣告される人もいる場所。身体が健康に戻る前に、精神的に壊れちゃどうしようも無いのよ?だからそういう話には耳栓しときなさい。」
桜都さんのコメント、意地悪だなんて思ってないよ。
強くありたいと願い、時々精一杯背伸びし過ぎて倒れそうになった時、疲れちゃいそうになった時に背中をぎゅーって支えてくれる、とても大切な手だと思ってます。
ありがとね、頑張るよ。
投稿者 すぴか☆彡 : 2006年01月31日 20:00
きっとさん
検査の結果待ちに時間がかかるのが、本当に面倒臭い~( ̄▽ ̄;)
「妊娠判定」ならすぐだけど、細かい数値まできちっと出して判断しないといけないので、時間がかかってしまうのです…と看護士さんには説明されたけど…それでもしんどいわ。お尻が痛い!
凹んで頭が下がってるところに、後ろからポカッと殴られたような感じになってしまった昨日の病院での出来事は辛かったけど、これも慣れないとこれから先も通院が続くなら、自分が辛いだけだから…と、自分に言い聞かせてます。
ただ、やっぱり「いつまで」と期限が切れないで、待つしか出来ない治療って辛いね。まだ薬を出されたり手術の日程を決められた方が、自分に出来る事があるからマシだったかも知れない…と思ってしまう事があります。Dr.がせっかく一番身体に負担がかからない方法を考えてくださってるのに、こんな事を考えちゃうのは申し訳ないんだけど…。
オットには…やはりこのどうしようも無い気持ちは分かってもらえず、何度話しても「だってまだ細胞分裂の段階でしょ?それって子供を亡くしたって言えるのかなぁ?」と言われてしまって喧嘩になる事も多いです。実家の母に「男性にソレを分かってもらうのは、無理があるし、分かる分かるって言われる方が腹が立つと思うわよ。」と言われ、納得はしてるんだけどね。
強いって言ってくれてありがとう。
このところ泣く事が多くなって、「私ってこんなに情けない人間だったっけ?」と自信を失いかけてたの。
投稿者 すぴか☆彡 : 2006年01月31日 20:01
なおさん
そうなの。3時間も待つのがとっても嫌なんだけどね…。
バスがね…1時間に2本しか無いのよ…。田舎だから~。゚(゚´Д`゚)゚。
本…どんな感じの本なのかな~。今度本屋さんに見に行ってみるね。
毎回前のコンビニで雑誌を買うんだけど、読む所が少なくてすぐ手持ち無沙汰に。
女性週刊誌とかは文字が多いんだけど、いかんせん芸能人に興味が無い私には、どの記事を読んでも「…誰の話し??どんな人??」で、ちんぷんかんぷんなの。
小説なら重くないしねぇ。私今回なんて家にある千趣会の通販カタログ持ってっちゃった。重かったわぁ…。
投稿者 すぴか☆彡 : 2006年01月31日 20:02
藍さん
そう言えば、あんなに楽しみにしていた従妹の出産が年末にあったから、出産祝いを…と思っていたのに、未だに何も準備できず何も手に付かない自分がいます。生まれるまで性別を聞かなかったらしく、性別が分からないと手作り品が作れないからと待っていたのが仇になってしまったような…。赤ちゃん大好きなのに。でも赤ちゃんグッズの手作り本を見るのが辛いのです…。今回はお金や商品券にしようかな…とも思うのだけど、前回前々回が手作りだったから、急にお金にすると「やっぱり人数が多いと手を抜かれちゃうのね」なんて思われても嫌だし…。辛い所です…。
流産・死産の方が集まるサイトもあるのね。
後で探してみる事にします。
出血はあるし、胎嚢はまだあるし、焦ったって仕方が無い事は分かってるのに、それでも何故か心の中で焦ってる自分が居るのが、変な感じ。
次のことを考えることで、自分を誤魔化してるのかな…って、時々思ってしまうの。
投稿者 すぴか☆彡 : 2006年01月31日 20:03
ティグレさん
「強くなりたい」…うん、ずっとずっと言い続けてるし、唱え続けてる呪文みたいなもんだよね。
不妊治療で撃沈して泣きじゃくってる時も、そう思い続けた。
子宮外妊娠で、ここで育ってる赤ちゃんが消えていく事を望まねばならないと知った時も、泣きながらそう願い続けた。
女性は涙と一緒に悲しみとストレスを流す事が出来る…と、どこかの本で読んで以来、泣く事は自分にとって必要なことなんだと思えるようになったのは事実。でも泣きすぎると周りが持て余しちゃうだろうなぁ…と、気を遣ってしまう。特にオットは「いつも笑ってて」って言う人だから、泣いてる姿は出来るだけ見せたくないと思ってしまう。でも、見せられる相手はオットしかいないんだよね…複雑。
ティグレさんには、いつも日記にも書かない、心の奥底で考えながら表現出来なくて書けなかった部分まで言い当てられちゃって、すっごい不思議。そして一番欲しい言葉をいつもくれるね。私に姉妹がいたら、こんな感じなのかなぁ?って思っちゃう。そしていつも目から鱗がポロポロ落ちるような事を言ってくれる。
うん、そうだね。病院に行ってお薬飲んでるだけが治療じゃないよね。
このお休みの間にだって、ホルモンの働きを整えられるように食生活に気を配るとか、運動は出来なくても、心穏やかに過ごせるように部屋を綺麗にするとか(笑)、出来る事はあるものね。
次にベビちゃんを迎えられるチャンスが来る時の為に、このお休み期間も真面目に取り組まなければ。
しっかり大豆イソフラボンで、若さを維持しなければ!(あれ?もう遅いかも…?)
投稿者 すぴか☆彡 : 2006年01月31日 20:03